「アルコールチェックの記録を、紙やExcelからアプリ・クラウドに移したい」——社用車を使う会社の管理者・総務の方から、こうしたご相談が増えています。ただ、似た名前のサービスが並び、料金の単位も、使える検知器も、圏外での動きもバラバラで、どれを選べばよいか分かりにくいのが実情です。

本記事では、アルコールチェックアプリ(クラウド管理サービス)を6つ取り上げ、各社の公式サイトに2026年10月時点で掲載されている情報だけを使って、料金・課金単位・対応検知器・顔写真・運転日報・オフライン対応を横並びにしました。そのうえで「どう選ぶか」の7項目と、導入後の運用のコツまでを整理します。なお、義務化の対象範囲や記録項目・保存期間といった法令の内容は本記事では扱いません。そちらはアルコールチェック義務化とは?白ナンバーの対象範囲と記録項目をご覧ください。

⚠️ はじめに

本記事に載せた他社サービスの料金・機能は、各社の公式サイトに記載されている内容を2026年10月時点で確認して転記したものです。公式に金額の掲載がないサービスは「料金非公開(要問い合わせ)」、確認できなかった項目は「—(公式に記載なし)」と書いています。料金やプランは各社の判断で改定されるため、契約前には公式サイトと見積もりでご確認ください。当社はSafetyStation+の提供元であり、その点を踏まえてお読みいただければと思います。

📌 この記事のポイント(先に読みたい方へ)
  • アプリの価値は「測る」ではなく、測定値・顔写真・確認者・日時を自動で残し、後から取り出せること
  • 料金は「運転者1人あたり」「スマホ1台あたり」「事業所あたり」で単位が違う。年間総額で比べる
  • 手持ちの検知器が使えるか、指定の検知器を買う(借りる)かで、初期費用が大きく変わる
  • 圏外での記録に対応しているかは、公式に書いていないサービスが多い。現場に圏外があるなら契約前に確認
  • 運転日報・車両予約・点検まで1つにまとめるか、チェック専用でいくかを先に決める
アルコールチェックアプリ比較6選|検知器連携で選ぶ【2026年】のイメージ

紙やExcelでの記録管理の限界

少人数・1拠点であれば、紙の点呼簿やExcelでもアルコールチェックの記録は回せます。問題は、台数・拠点・直行直帰のドライバーが増えたときに、「記録を残す」のではなく「記録を集めて、突き合わせて、保管する」作業が担当者に積み上がることです。現場でよく聞く限界を4つに整理します。

① 確認者が毎朝つかまらない・確認の時間が取られる

直行直帰のスタッフが多いと、確認者が電話やLINEで数値を聞き取り、紙に書き写す運用になりがちです。確認者1人の朝の時間が、人数分まるごと取られるのが最初の限界です。

② 顔写真・検知器の数値・本人が紐づかない

検知器の数値を自己申告で書くと、「本当にその人が、そのとき測ったのか」を後から示せません。写真を撮っても、写真とExcelの行が別々のファイルに散らばれば、紐づけるのは人の記憶頼みになります。

③ 保存と提出に手間がかかる

拠点ごとに紙やExcelが分かれていると、「先月の○○さんの記録を出して」と言われたときに、探す・集める・印刷するだけで時間がかかります。保管場所と検索性の両方が担当者の負担になります。

④ 後追い記入・書き換えが技術的にできてしまう

手書きやExcelは、後からまとめて書くことも、数値を書き換えることも技術的には可能です。「いつ・誰が入力したか」が残らない記録は、万一のときに記録の信頼性を示しにくくなります。

これらは紙・Excelという道具の性質から来る限界です。次の章では、アプリ・クラウドに替えると何が変わるのかを機能ごとに見ていきます。

アルコールチェックアプリでできること

「アルコールチェックアプリ」「クラウド管理サービス」と呼ばれるものは、おおむね次の5つの機能で構成されています。サービスによって有無や対応範囲が違うため、比較の軸として先に押さえておきましょう。

① 検知器とのBluetooth連携(測定値の自動取り込み)

検知器とスマホをBluetoothでつなぎ、吹き込んだ測定値をアプリが自動で受け取ります。手入力や書き間違いがなくなり、機械が出した値がそのまま残るようになります。重要なのは、連携できる検知器の機種がサービスごとに決まっている点です。市販の多機種に対応するサービスもあれば、自社指定の検知器だけに対応するサービスもあります。

② 顔写真・本人確認

測定中の顔写真を自動で撮影して記録に添付したり、顔認証で本人を判定したり、免許証のICチップや社員証で本人を特定したりする機能です。なりすまし・代理測定を防ぎ、「誰の測定か」を写真つきで示せるようになります。

③ 確認者への通知と未測定者の把握

測定が完了すると確認者のスマホやメールに通知が届き、遠隔でも結果を確認できます。あわせて「今日まだ測っていない人」を一覧で出したり、本人にリマインドを送ったりする機能を持つサービスが多く、確認者が電話で聞き取る運用から解放されます。

④ 記録の自動保存・検索・出力

日時・運転者・確認者・測定値・写真がクラウドに自動保存され、日付や拠点、個人で絞り込んで検索し、CSVやExcelで出力できます。保管場所が不要になり、「出して」と言われてから数分で取り出せる状態になります。

⑤ 運転日報・車両予約との紐づけ

チェック専用のサービスと、運転日報・車両予約・給油・点検・免許証の期限管理まで含む「車両運行管理」型のサービスがあります。後者を選ぶと、チェックの記録と日報を突き合わせる作業そのものが消えます。ただし機能が増えるぶん定着させる手間も増えるため、自社に必要な範囲を見極めることが大切です。

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主要6サービスの比較表(2026年10月時点)

国内で提供されているアルコールチェックアプリ・クラウド管理サービスのうち、公式サイトで内容を確認できた6つを並べました。料金は「公式サイトに掲載されている金額」のみを転記し、掲載がないものは「料金非公開(要問い合わせ)」としています。表は横にスクロールできます。

サービス月額(目安)課金単位対応検知器顔写真・本人確認運転日報との連携オフライン対応
アルキラーNEX
パイ・アール
料金非公開
(要問い合わせ・資料請求)
—(公式に記載なし) 同社のクラウド型検知器(携帯型/据置型・Bluetooth接続) 顔認証+検知器認証 走行管理機能で運転日報を自動生成(オプション) —(公式に記載なし)
スリーゼロ
AIoTクラウド(シャープグループ)
参考価格 300円/500円/900円
(税抜・3プラン)
初期導入費 15,000円/事業所
運転者1名あたり 市販検知器130機種以上(検知器は別売) AI顔認証 運転日誌はレギュラー以上、車両予約はプレミアム —(公式に記載なし)
ALPiT
アイリスオーヤマ
1,380円(税抜)
検知器代込み・2年プラン
検知器を使う運転者1名あたり(管理者の追加は無料) ALPiT用携帯型検知器のみ(推奨品以外は使用不可) 測定中の顔写真+位置情報を送信 運転日誌の作成に対応 —(公式に記載なし)
ホワイト安全キーパー
テレニシ
500円(税抜)
初期費用 20,000円(税抜)
検知器代は別途
スマホ1台あたり 東洋マーク・タニタ・JVCケンウッド・中央自動車工業・フィガロ技研・サンコーテクノの12機種 営業所から顔を見ながら遠隔確認(写真の自動記録は公式に記載なし) 運行日報・車両管理・車両予約に対応 —(公式に記載なし)
アンソバー!PRO
東海電子
MY検知器パック 1,760円(税込)
Our検知器パック 16,500円(税込)
従量プラン 年額108,900円(税込・検知器別途)
1人1契約/拠点共用パック/年額 同社製検知器(Bluetooth対応・校正済み)を月額に含む 顔認証+IC/マイナ免許証認証 業務日誌・車両日常点検・動態位置を標準搭載 ×(常時インターネット接続が必要)
SafetyStation+
キャンプネット(当社)
6,000円(税別)
初期費用0円・30日無料
事業所あたり(人数・車両数は無制限) エレコム HCS-AC01/HCS-AC03(Bluetooth) 測定中の顔写真+免許証NFC 運転日報・車両予約・GPS・給油・月次点検・運行計画を標準搭載 ○(圏外で記録し、回復後に自動送信)

※ 2026年10月時点で各社公式サイトに掲載されている情報をもとにしています。スリーゼロの金額は公式サイトが「参考価格」としているもの(年額を月換算した表記)です。アンソバー!PROは最低利用期間12か月、追加パックは月額2,750円(税込)。税込・税抜は各社の表記に合わせています。プラン・オプション・人数によって費用は変わり、改定されることもあります。

💡 この表の読み方

いちばん差が出るのは課金単位です。「運転者1名あたり」「スマホ1台あたり」のサービスは少人数なら安く、人数に比例して増えます。「検知器代込み」のサービスは月額が高めに見えますが、検知器の購入・交換費用が別途かからない分、総額では逆転することがあります。「事業所あたり」のサービスは人数が増えても料金が変わりません。自社の運転者数×12か月+初期費用+検知器代で年間総額を出してから比べてください。

各サービスの特徴

表の内容を補足します。いずれも公式サイトで確認できた事実のみを記載し、導入社数や効果の数値など、出典を示せないものは書いていません。

アルキラーNEX(株式会社パイ・アール)

同社のクラウド型アルコールチェッカーとスマホ・タブレットをBluetoothで接続し、検知データを自動でクラウドに送るサービスです。顔認証と検知器認証の両方でなりすましを防ぐこと、アルコール検出時・顔認証NG・点呼未確認・検知忘れをスマホ通知やメールで知らせること、点呼記録簿を自動生成することが公式サイトに記載されています。検知器は携帯型モデルと複数人共用の据置型モデルから選べ、カートリッジ交換・センサー洗浄・故障修理(対象条件あり)は0円でサポートするとしています。オプションの走行管理機能では、車両情報と検知データを連携して運転日報を自動生成し、免許証をアプリで読み取って有効期限を管理できます。対応OSはiOS 14以上・Android 7以上です。料金は公式サイトに掲載がなく、資料請求で案内される形のため、本記事では非公開としています。

スリーゼロ(株式会社AIoTクラウド)

シャープグループのAIoTクラウドが提供するサービスで、最大の特徴は市販のアルコール検知器130機種以上に対応し、手持ちの検知器をそのまま使える点です。メーカーの異なる検知器が混在していても導入でき、検知器は別売です。AI顔認証で本人確認を行い、検査漏れの簡単チェックや、車両予約と連動した実施漏れの予防機能を持ちます。料金は公式サイトに「参考価格」として、シングル(測定記録のみ)3,600円/年、レギュラー(運転日誌つき)6,000円/年、プレミアム(車両予約つき)10,800円/年がいずれも運転者1名あたり・税抜で示され、初期導入費は15,000円/事業所です。どのプランも2週間の無料トライアルがあり、対応OSはAndroid 10以降・iOS 16以降。勤怠システムやチャットツールなどの外部連携も案内されています。

ALPiT(アイリスオーヤマ株式会社)

月額1,380円(税抜)にALPiT用の携帯型アルコールチェッカー(電気化学式・Bluetooth接続)が含まれるのが特徴で、2年プラン(月額払い・2年一括払い)で提供されます。センサー寿命に合わせて2年ごとに交換用の検知器が自動で届くため、買い替えの管理が不要になります。一方で、公式FAQには推奨品以外の検知器は使用不可と明記されており、手持ちの検知器を活かす使い方はできません。測定中の顔写真と位置情報がクラウドに送られ、酒気帯びが確認された場合は管理者にメールで通知、リマインダー機能で測定漏れを防ぎます。運転日誌の作成や車両点検記録にも対応し、帳簿はCSVで書き出せます。課金は検知器を使う運転者単位で、管理者の追加に費用はかかりません。2週間の無料トライアルでは検知器の貸し出しがあり、対応OSはAndroid 10〜15・iOS 13〜18です。

ホワイト安全キーパー(テレニシ株式会社)

運送業向けの「IT点呼キーパー」を提供するテレニシの、白ナンバー事業者向けサービスです。料金は公式サイトに管理ID(初期費用)20,000円(税抜)、月額500円(税抜)/スマホ1台と明示され、検知器の機器代金は別途、PCでの対面確認オプションは月額1,000円(税抜)/PC1台です。対応検知器は公式ページに機種名で掲載されており、東洋マーク製作所・タニタ・JVCケンウッド・中央自動車工業・フィガロ技研・サンコーテクノの計12機種(据置型・携帯型)から選べます。測定結果はクラウドに1年間保存され、営業所から運転者と顔を見ながらチェックできるとしています。2024年9月のアップデートで運行日報の作成、車両管理、車両予約が追加されました。21日間の無料デモ体験があり、スマホ版はiOS・Androidに対応します。

アンソバー!PRO(東海電子株式会社)

運輸業向けのアルコール検知システムを長く手がける東海電子が、2025年10月に白ナンバー向けに提供を始めた安全運転管理システムです。アルコールチェックに加え、顔認証、IC/マイナ免許証の有効期限確認、業務日誌、車両日常点検、電子車検証の管理、動態位置、気象アラート、急制動検知などを標準機能として備えます。料金は3プランで、1人1台で使う「MY検知器パック」が月額1,760円(税込・1人1契約)、拠点で共用する「Our検知器パック」が月額16,500円(税込)、検知器を別途購入する「従量プラン」が年額108,900円(税込)。MY/Ourには校正済み・Bluetooth対応の検知器本体と保守・校正サービスが含まれます。最低利用期間は12か月、1か月の無料体験があります。注意点として、公式FAQで「常時インターネット接続が必要」と明記されており、圏外での運用には向きません。

SafetyStation+(株式会社キャンプネット・当社)

当社が開発・提供する車両運行管理システムです。詳しくは後述しますが、比較の観点で言うと、課金が事業所単位で人数・車両数が無制限であること、圏外でも記録できる完全オフライン対応であること、運転日報・車両予約・GPS・給油・月次点検・免許証NFC・運行計画まで1つのアプリにまとまっていることが特徴です。対応検知器はエレコム製のBluetooth対応機種(HCS-AC01/HCS-AC03)で、他の機種については対応可否を個別にお調べしています。正直にお伝えすると、ドライブレコーダー映像の管理機能はなく、対応検知器の幅ではスリーゼロやホワイト安全キーパーのような多機種対応ではありません。

失敗しない選び方 7項目

6サービスを見てきたうえで、自社に合うものを絞り込むためのチェック項目を7つにまとめます。上から順に確認すると、候補が自然に2〜3つに絞られます。

1. 手持ちの検知器が使えるか(または検知器込みか)

いちばん最初に確認する項目です。すでに検知器を人数分そろえている会社なら、その機種に対応しているサービスを選ぶと買い替え費用がかかりません。これから検知器もそろえる会社なら、検知器込みのサービスのほうが調達・交換・校正の手間が減ります。「対応機種一覧」に自社の型番があるかを、契約前に確認してください。

2. 確認者が遠隔でも確認できるか

直行直帰や複数拠点がある会社では、確認者が現場にいない前提で考える必要があります。測定完了が確認者のスマホに通知され、写真と数値をその場で見て承認できるか。未測定者を一覧で出せるか。この2つがあれば、朝の電話聞き取りはなくなります。

3. 記録の保存期間と出力のしやすさ

記録が何か月保存されるか、日付・拠点・個人で絞り込んでCSVやExcelで出力できるかを確認します。写真は容量の都合で記録本体より短い期間で削除されるサービスもあるため、写真の保存期間も別に確認しておくと安心です。

4. 圏外での運用に対応しているか

山間部の現場、地下駐車場、大型倉庫など、電波が届かない場所で運転前チェックをする可能性があるかを考えます。クラウド前提の仕組みはその場で記録できず、紙に逆戻りすることがあります。今回確認した範囲では、公式サイトでオフライン対応を明記しているのはSafetyStation+、「常時接続が必要」と明記しているのはアンソバー!PROで、他は記載がありませんでした。該当する現場があるなら、トライアルの段階でその現場で試してください。

5. 人数課金か、事業所課金か

運転者が少なければ1人あたり課金が安く、多ければ事業所あたり定額が安くなります。目安として、1人あたり500円のサービスは12名で月6,000円になり、事業所あたり6,000円のサービスと並びます。パート・アルバイトを含めて運転者が増減する会社は、増えたときに料金がどう変わるかも見ておきましょう。

6. 運転日報・車両予約と一体か

チェック専用のサービスは軽くて始めやすい反面、運転日報や車両予約を別の仕組みで続けることになります。「チェックだけ電子化したい」のか「社用車の運行管理をまとめて見直したい」のかを先に決めると、候補が分かれます。後者なら、日報・予約・点検・免許証管理が標準で入っているサービスを候補にしてください。

7. スマホの機種・OSと、社用スマホがない人の扱い

対応OSの下限はサービスごとに違い、古い端末では動かないことがあります。社用スマホを支給していない会社では、事業所に共用タブレットを置いて免許証や社員証で本人を特定する方式に対応しているかが決め手になります。個人のスマホにアプリを入れてもらう運用は、同意やプライバシーの面で慎重に進めてください。

次に読む

▶ アルコールチェック義務化とは?白ナンバーの対象範囲と記録項目▶ 運転日報アプリの選び方|紙・Excelからの移行と記録のポイント

導入の流れと運用のコツ

サービスを決めたあと、定着するかどうかは最初の1か月の運用設計でほぼ決まります。一般的な流れと、現場で効くコツを整理します。

導入の流れ(目安)

ステップやること
1. 現状の棚卸し社用車の台数・拠点数・運転者数・直行直帰の有無・手持ちの検知器の型番・圏外になる現場の有無を書き出す
2. 候補を2〜3つに絞る前章の7項目で絞り込み、年間総額を同じ条件で計算する
3. 無料トライアル実際の運転者数名と確認者で、運転前・運転後のチェックを1〜2週間回してみる。圏外の現場があればそこで試す
4. 運用ルールを文書化確認者・代理確認者、測定のタイミング、未測定時の連絡、酒気帯び時の対応を1枚にまとめる
5. 本契約・初期設定拠点・運転者・車両・検知器を登録し、通知先を設定する
6. 運用開始・振り返り1か月後に未測定率・確認にかかる時間を見て、ルールと設定を調整する

確認者の決め方

確認者を1人に固定すると、その人が休んだ日に運用が止まります。拠点ごとに主担当と代理を1人ずつ決め、アプリの通知先に両方を入れておくのが基本です。確認者が管理画面で「未確認」だけを処理できる設計のサービスなら、朝の負担はかなり軽くなります。

記録の運用ルール

  • 測定は「運転前」と「運転後」の両方をアプリの標準フローにし、片方だけで終わらないようにする
  • 未測定の人への連絡は、確認者が個別に電話するのではなく、アプリのリマインド通知→一定時間後に確認者が連絡の順にする
  • 酒気帯びが出たときの対応(運転させない・誰に報告するか・記録の残し方)を、導入前に決めて文書化しておく
  • 記録項目や保存期間など法令上の要件は最新の公的情報・管轄機関で確認し、ルールに反映する(義務化の解説記事も参考に)
  • 月に1回、記録の出力を実際に試して、「出せる状態」になっているかを確認する
📎 アプリは「記録と通知」を自動化するもの

どのサービスを選んでも、酒気帯びの有無を確認して運転の可否を判断するのは人です。アプリは測定値と写真を残し、確認者に届け、後から取り出せるようにする道具であり、確認そのものを肩代わりするものではありません。「アプリを入れたから大丈夫」ではなく、確認者が毎日見る運用とセットで考えてください。

検知器連携から運行管理まで1つに「SafetyStation+」

最後に、当社のSafetyStation+を、前章の7項目に沿ってご紹介します。他社と同じく、事実として確認できる内容だけを書きます。

  • 検知器連携:エレコム製のBluetooth対応検知器(HCS-AC01/HCS-AC03)と連携し、測定値を自動で記録します。その他の機種は対応可否を個別にお調べします。
  • 顔写真・本人確認:測定中の顔写真を自動で記録。免許証のICチップをスマホにかざして本人確認と有効期限の管理ができます。社用スマホがない事業所では共用タブレットを置き、免許証や社員証で本人を特定する運用も選べます。
  • 確認者への通知:測定が完了すると確認者に通知が届き、管理画面で「未確認」だけを順に処理できます。
  • 記録の保存・出力:日時・運転者・確認者・測定値・写真をまとめて保存し、日付や拠点で絞り込んでExcel・CSVに出力できます。
  • 運転日報・車両管理との一体化:出庫・入庫の運転日報、車両予約(重複防止)、GPS走行記録、給油管理、月次点検、運行計画(二段階承認)をアプリ1つにまとめています。
  • 完全オフライン対応:圏外でもチェック→出庫→入庫まで操作でき、通信が回復した時点で自動で一括送信します。圏外時は位置情報を使わないため走行距離はメーターの手入力となり、予約や給油など一部の機能は通信が必要です。
  • 勤怠打刻との連携:運転前チェックの合格で出勤、運転後チェックで退勤として、勤怠管理「WorkRecorder」への打刻連携に対応しています(対応バージョン・接続条件はお問い合わせください)。
  • 料金:事業所単位で月額6,000円〜(税別)、利用人数・車両登録数は無制限、初期費用0円、最低利用期間なし。30日間の無料トライアルはクレジットカードの登録不要です。

向いているのは、運転者が十数名以上いる事業所、圏外の現場がある会社、運転日報・車両予約・点検も一緒に紙から移したい会社です。逆に、運転者が数名で検知器もすでに手元にあり、チェックの記録だけを電子化したい場合は、1人あたり課金のサービスのほうが安く済むことがあります。ドライブレコーダー映像の管理や、他社製検知器の広い対応が必須の場合も、他のサービスを含めてご検討ください。無料トライアルはこちらから、いまの検知器や現場の状況に合うかどうかのご相談はお問い合わせから承ります。

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よくある質問(FAQ)

Q. アルコールチェックアプリと、検知器単体の違いは何ですか?

検知器単体は「測る」道具で、結果を記録するのは人の作業になります。アルコールチェックアプリ(クラウド管理サービス)は、検知器の測定値をスマホに自動で取り込み、顔写真や日時・確認者とあわせてクラウドに保存し、後から検索・出力できるようにする仕組みです。多くのサービスは検知器とのBluetooth連携に対応していますが、連携できる機種はサービスごとに決まっているため、手持ちの検知器が使えるかは、契約前に各社の対応機種一覧で確認してください。

Q. いま使っているアルコール検知器は、そのまま使えますか?

サービスによります。スリーゼロのように130機種以上の市販検知器に対応し手持ちの検知器を活かせるサービスもあれば、ALPiTやアンソバー!PROのように自社指定の検知器を月額に含めて提供するサービス、SafetyStation+のようにエレコム製の特定機種(HCS-AC01/HCS-AC03)に対応するサービスもあります。検知器を買い替える費用も含めて総額で比べるのが確実です。

Q. 料金は「1人あたり」と「事業所あたり」のどちらが安いですか?

運転者の人数で変わります。1人あたり数百円のサービスは少人数なら安く、人数が増えるほど月額が積み上がります。事業所あたり定額のサービスは少人数だと割高に見えますが、人数が増えても料金が変わりません。たとえば1人あたり500円のサービスは12名で月6,000円になるため、SafetyStation+(1事業所6,000円・人数無制限)とはこのあたりで総額が並びます。自社の運転者数と拠点数を当てはめて、年間の総額で比較してください。

Q. 電波の届かない場所でもアルコールチェックの記録はできますか?

対応はサービスによって分かれます。本記事で確認した範囲では、SafetyStation+は圏外でも端末内に記録して通信が回復した時点で自動送信する完全オフライン対応をうたっており、アンソバー!PROは公式FAQで「常時インターネット接続が必要」と明記しています。他のサービスは公式サイトに記載が見当たりませんでした。山間部や地下駐車場、大型倉庫など圏外になりやすい現場がある場合は、契約前に各社へ確認してください。

Q. 運転日報や車両予約も同じアプリでまとめられますか?

アルコールチェック専用のサービスと、運転日報・車両予約・点検・免許証管理まで含む「車両運行管理」型のサービスがあります。運転日報を別のアプリやExcelで管理すると、チェックの記録と日報を突き合わせる手間が残ります。社用車の運行管理そのものを見直したい場合は、日報・予約・GPS・給油・点検まで1つにまとまったサービスを候補にすると、入力の二重化を避けられます。

Q. 導入するとき、確認者(安全運転管理者)は何を決めておけばよいですか?

まず「誰が確認者になるか」「確認者が不在のときは誰が代わるか」を決めます。次に、測定するタイミング(運転前・運転後)、測定を忘れたときの連絡ルール、酒気帯びが出たときの対応(運転させない・報告先)を文書にしておきます。アプリは記録と通知を自動化しますが、確認そのものと最終判断は人が行います。記録項目や保存期間など法令上の要件は、最新の公的情報や管轄機関で確認したうえで運用ルールに反映してください。

出典:料金・仕様の確認元(各社公式サイト)

本記事に記載した料金・機能は、下記の各社公式サイトに掲載されている内容を2026年10月時点で確認し、記載どおりに転記したものです。第三者メディアの二次情報や、出典の示せない推測値は使用していません。公式に金額の掲載がないサービスは「料金非公開(要問い合わせ)」と明記しています。

※料金改定・プラン改廃は各社の判断で随時行われます。契約前には上記の公式サイトで最新の金額・条件をご確認ください。本記事は他社製品の販売代理・販売勧誘を目的とするものではありません。

まとめ

アルコールチェックアプリ・クラウド管理サービスは「どれが一番か」ではなく、手持ちの検知器・運転者の人数・圏外の現場の有無・運転日報まで含めるかで選ぶものです。あらためて整理すると——

  • 手持ちの検知器をそのまま使いたいなら、スリーゼロ(130機種以上)やホワイト安全キーパー(12機種)のように対応機種が公開されているサービスから、自社の型番があるものを
  • 検知器の調達・交換ごと任せたいなら、ALPiT やアンソバー!PRO のように検知器込みで提供されるサービスを
  • 運転者が十数名以上いる、圏外の現場がある、運転日報・車両予約もまとめたいなら、事業所あたり定額で完全オフライン対応のSafetyStation+を候補に

どのサービスも無料トライアルや無料デモがあります。机上の比較で1つに決めるより、候補を2つに絞って実際の現場で1〜2週間回してみるほうが、確実に失敗が減ります。「うちの検知器は使える?」「圏外の現場があるけど大丈夫?」といったご相談は、SafetyStation+に合わない場合もそのままお伝えしますので、お気軽にどうぞ。

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著者:株式会社キャンプネット 会社概要を見る →
2004年設立。飲食・小売・ホテル・運送向けの業務システムを自社開発。車両運行管理「SafetyStation+」、勤怠管理「WorkRecorder」、POSレジ「Change」などを提供。ISO27001認証取得。現場目線でのDXを一気通貫サポート。
※ 本記事は各社公式サイトの公開情報をもとにした比較・参考情報であり、法令上の助言ではありません。他社サービスの最新の料金・仕様は各社公式サイトで、法令上の要件は最新の公的情報や専門家にご確認ください。